【京都三大火祭り】清凉寺(嵯峨釈迦堂)の「お松明式」は神秘的で壮大なスケールでした!

京都三大火祭りのひとつにも関わらず、意外と知られていない清凉寺(嵯峨釈迦堂)の「お松明式(おたいまつしき)」☆「地元の地域行事」的と聞いていましたが、壮大なスケールにびっくりでした☆

目次

夜空に立ち上がる圧巻の火柱

五山の送り火、鞍馬の火祭と並んで京都三大火祭のひとつ、嵯峨釈迦堂の「お松明式」

お釈迦様を荼毘にしたことに因む法要、涅槃会(ねはんえ)の中日にあたる3月15日に行われる伝統行事です

高さ約7メートルにもおよぶ3本の大松明
周りには人がぎっしりと取り囲み、中の様子を伺うのは難しいのですが、
まず護摩木に火がつけられ、炎と煙が立ち上がるのでいよいよ始まるというのが分かります

午後8時すぎ、僧侶や保存会の方々が、大松明の周りを念仏を唱えながら練り歩かれます

護摩木の火を大松明に移すところ

1本ずつ、いよいよです!

取り囲む多くの人の後ろの方に居ましたが、真上から落ちてくる火の粉がヤバいです(苦笑)

焦げやすいナイロン系の服だと穴開いてしまうかもしれません

3本の大松明のそれぞれの燃え方によって、その年の稲作の作況を占うのだそうです

この時は確かに燃え方に差が出ていました

本堂の階段は格好の見物場所のようです

本当は座るべき場所ではないのでしょうが、このへんの緩さが、ここ嵯峨の地域性が出ている気がします
ちゃんと本堂に上がるスペースが自然に残されているのが素晴らしい!(笑)

30分もすればこの状態
1本が少し燃え残っていますね

この行事、筆者もまあまあ地元のつもりでしたが、初めてうかがいました(笑)

「地元の地域行事」的と聞いていましたが、こんな大きいスケールでたくさんの人が集まって賑わっているのにびっくりしました

来年は、ぜひ前の方で火の粉を浴びてみようかと思います(笑)

基本情報

清凉寺(嵯峨釈迦堂)   ※ 今年のお松明式は終了しています

京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

TEL:075-861-0343

涅槃会 お松明式  毎年3月15日

詳細: http://seiryoji.or.jp/