【京都一周トレイル④】東山~北山コース突入で琵琶湖眺望!日本屈指の修行の場☆比叡山延暦寺

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都盆地を囲む山々をぐるっと巡れる京都一周トレイル続き。今回は東山コースから北山コースに突入。比叡山延暦寺と琵琶湖の眺望も網羅されたコース。

目次

京都と滋賀の府県境トレイルは琵琶湖も望む眺望抜群コース!

京都盆地を取り囲む山々で構成された全長約80キロの、地元民が気軽に利用する山歩きコース『京都一周トレイル』。東南、伏見から比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る、京都市街の眺望を楽しみながらめぐる山歩きコースで、ガイドブックも多数発行されています。地元民にとっては手軽に登山を楽しめる、比較的難易度の低い山歩きコースですが、最近では山歩きだけにとどまらず、トレラン大会も開催され、全国的にその知名度も上がっています。

それぞれの山を単発で登る機会はあっても、京都一周を縦走することは今までなかったので、以前から一度京都一周トレイルを踏破してみたいな、と。

今回は前回からの続き → https://kyotopi.jp/articles/IDAmc

前回、雲母坂から下山しましたが、その途中の史跡に合流するための別のルート。

比叡山西麓にあり、延暦寺別院にあたる神仏混合寺院『赤山禅院』。

その山門手前にある『梅谷登り口』から入山し、まずはトレイルコースへの合流を目指します。

周辺は修学院離宮に近いことから、宮内庁所管の敷地が広がり、その脇道を通るルート。比較的広い山道です。

途中、登山客が残していったこんな置石がルート案内代わりになっていました(笑)

熊出没注意表示にビビりつつ、前回コースの続き『水飲対陣之跡碑』に合流。室町時代・延元の乱の古戦場の一つ。後醍醐天皇の寵臣・千種忠顕が足利尊氏の弟・足利直義と対峙し戦死した場所。

ここから比叡山ケーブル比叡駅を目指します。ここまでたどり着くのは、雲母坂よりなだらかな登山道で容易でした。

途中、市内を一望できる場所も数々あり。

そして『女人牛馬結界』と書かれた石標など、ここが延暦寺エリアに入ったことを実感できます。

さらに、そこから先に『千種忠顕戦死之地碑』も。

電波塔のある『比叡ビュースポット』。ここから京都市内の様子が一望できます。

その傍には、やどり地蔵。

叡山ケーブル叡山駅。千日回峰行の阿闍梨さんの写真も飾られていました。

さらに進もうとすると、ここで東山コースは終わり、北山コースに突入したことを知る。

途中、比叡ロープウェイも見えます。

かつては比叡山にもスキー場があったんですね。スキー場跡。

下斜面にツツジのある『つつじヶ丘』。北山の山並み、大原、琵琶湖の雄大な眺めが広がる場所。ベンチもあり、ここで持参弁当を広げて食事される方もいました。

延暦寺の境内であることがわかる、石灯篭や石標など数多く見かけられるように。

橋の下には比叡山ドライブウェイ。

今回は登山目的なので、チラ見程度に山王院堂、浄土院を経て、延暦寺西塔エリアへ。

京都と滋賀の府県境にあり、平安時代から京の鬼門封じの寺として名高い天台宗総本山『比叡山延暦寺』。世界遺産登録もされています。

厳しい修行の場でもあり、7年間に渡って行われる「千日回峰行」は生死をかけた厳しいもの。以前一般でも体験できる『一日回峰行』に参加したことがありますが、現在はその名称を『ナイトウォーク』に改め、今年の募集はすでに終了したとか。座禅体験は西塔にない堂にて実施中でした。

常行堂・法華堂(にない堂)。修行中の僧侶が籠られる場所。観光客も私語を慎むべき神聖な場所。

釈迦堂。

そして、この日はこの後雨予報だったため、ここで中断。今回はトータル4時間程度のタイムコースでした。

帰りは滋賀県側、坂本ケーブルを使って下山しました。途中、琵琶湖を一望できる展望スポットもありました。

ちょうど京都と滋賀の府県境に京都一周トレイルコースがあり、京都市内と滋賀・琵琶湖を一望できる、眺望が魅力のコースでした。

次回は北山コースをさらに進み、大原、鞍馬を目指します。

マップ