【京都お花と寺社・春】左京区編~真如堂・桜&霊鑑寺門跡・椿&哲学の道・桜並木~

京都でのお花観は寺社とのセットがお勧め。今日は左京区・白川通を挟んだエリアで、見頃を迎えた桜と、シーズン最後の椿を愛でてきました。そして、ここを見ずして京都の桜は語れない(!?)哲学の道の桜並木。今年は早め開花でしたが、いよいよ満開を迎えています。

目次

真如堂・桜

まずは真如堂(左京区浄土寺真如町)。
市バス「真如堂前」を下車すると、目の前の参道は階段です…。

ちょっと気合いれて登っていきます。

応援されたりして…。

こちらのルートでは本堂の裏側から入ることになるのですが、出迎えてくれる桜はこの通り。
登ってきてよかった~。

本堂と桜。

三重塔をバックに、桜。
江戸時代に再建された三重塔は真如堂のシンボル。

境内には満開の木もあります。

20201年4月4日まで大涅槃図特別公開中。花供曽あられ(←はなくそあられってネーミングが!)授与あり。

真如堂にはこんな一面もありました。

【真生極楽寺 真如堂】
〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町82
Tel 075-771-0915 (9:00〜16:00)

霊鑑寺門跡・椿

庭園の椿が特別公開中(4月4日まで)の霊鑑寺門跡(左京区鹿ケ谷)。
「谷の御所」と呼ばれる静かなお寺で、通常は非公開ですが、春の椿、秋の楓が庭園を彩るシーズンには特別拝観があります。
(今年は残念ながら書院は公開されていません)

ちなみに、門跡(もんぜき)とは、皇室や公家が住職を受け継いできたお寺のこと。霊鑑寺は後水尾天皇の皇女とゆかりが深いため、門跡尼寺(尼門跡)と称されています。

多くの椿の名木が植えられたお庭は江戸時代中期に造園されました。
「椿の寺」とも呼ばれる所以です。

風情ある佇まいのなか、映えるポイントも盛りだくさんです。

花がその形を保ったまま落下する椿。まるで頭が落ちるみたいで不吉だと好まれないシーンもありますが(お見舞いに持って行ってはいけない、とか)なんだか、地面で咲いているお花みたいですよね。

やはり、気高い美しさがあり、引き込まれます。

一方、清楚で可憐な種類もありますね。

【霊鑑寺門跡】
〒606-8422京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
TEL  075-771-4040

哲学の道・桜並木

左京区で桜といえば外せないスポット、哲学の道(左京区若王子町~浄土寺石橋町付近)。
琵琶湖疎水際に続く遊歩道は、あまりにも有名ですね。

撮影日は平日のため観光客もまばら。それも2021年・春ならでは?

例年の見頃は4月上旬ですが、今年は早め。現在、絶賛満開中。

並木道って、見上げなくてもいいから首が痛くならないし(!)いいですよね。

優しく美しい桜色のアーチが疎水の流れに沿って続く風景は、ザ・古都の四季。
咲き誇る、という表現がぴったりですね。まさに「誇り」です。
春の輝きを体感しました。
【哲学の道】
〒606‐8406 京都市左京区浄土寺石橋町61