2021年8月14日 更新

【京都国立近代美術館】近代工芸の展開をたどる展覧会「モダンクラフトクロニクル」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区岡崎の京都国立近代美術館で現在開催中の展覧会に行ってきました。

近美ならでは☆所蔵作品から近代工芸のあゆみをたどる

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左京区岡崎。文化施設の集中するエリア。
周辺には疏水もあり、この日はあいにくの雨でしたが緑豊かな景観も楽しめる場所。
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そして、ご存じ平安神宮の大鳥居。京都イチ大きな鳥居として知られ、東山の峰々からも、この威風堂々とした朱色の大鳥居を確認することができ、そのパワーを遠隔でも感じるほど。
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そんな大鳥居の前にある、京都国立近代美術館。昭和38年(1963年) 京都市勧業館別館を改装し、『国立近代美術館京都分館』として開館。昭和42年(​​​​​​​1967年) 東京国立近代美術館より独立し『京都国立近代美術館』に。京都、関西、西日本の美術を中心に展示し、特に工芸に重点を置いた活動をしている近代美術館。
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そして、今回は現在開催中の展覧会『モダンクラフトクロニクル』を鑑賞しようとやっていました。開館以来、活動の中心である工芸の展覧会活動を振り返り、同館コレクションとともにその変遷を紹介し、近代工芸の展開をたどる展覧会。

このパネルからも察することができますが、ここに写っている作品がそのまま展示され、この縮小画だけで現物を見てみたい!と思わせる魅力的作品たちが並ぶ展覧会。
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もちろん展覧会場は撮影禁止ですが、ここの箇所だけは撮影可能でした。
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陶芸や染織、漆工をはじめ、ガラス、ジュエリーなどの収蔵品を7つのテーマに分け、近現代工芸の変遷を解説。

展示作品は総数305点(国内作家231点、海外作家74点。会期中、一部展示替えあり)。日本の工芸史に大きな影響を与えた重要な国際展の出品作、また展覧会ポスターなどの資料も含まれます。
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個人的に印象的だったのは、繊維や染織の作品。光や影をも作品の一部にしてしまうファイバーワークや友禅作品。今見ても、いや今見るからこその、その素晴らしさを体感。他、陶器では著名作家・北大路魯山人や河井寛次郎などの作品なども改めて鑑賞。そして、展覧会ポスターにもデザイン性に歴史を感じとれ、また別分野になりますが東京オリンピック1964にも通ずるような、そんな昭和レトロ感もあるポスターたち。

盛りだくさんであり、そして一括りに工芸といってもジャンルさまざまでかなり見ごたえある展覧会。会期終了も迫っています。ぜひご鑑賞ください。

概要

会期:前期 2021年7月9日~8月1日
   後期 2021年8月3日~8月22日
会場 :京都国立近代美術館
住所 :京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
電話 :075-761-4111
開館時間 :9:30~17:00(金土~20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(8月9日は開館)、8月10日
観覧料:一般 1200円 / 大学生 500円 / 高校生以下・18歳未満無料
公式サイト:https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/
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