2024年2月25日更新

4年ぶりに餅上げ大会で時間を競う！醍醐寺「五大力さん」

伏見区・醍醐寺で「五大力さん」として親しまれている「五大力尊仁王会」が行われました。今年は4年ぶりに餅上げ大会で時間を競うなど、コロナ禍前の賑わいに戻りつつありましたので、その様子をご報告いたします。

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醍醐寺最大の年中行事
「五大力さん」といえば「餅上げ大会」
山伏が道場を取り囲む！～柴燈護摩供～
「五大力尊御影」の授与
五重塔前で「五大力餅」などお土産も販売
キッチンカーも境内の周りに集結！
五大力さんは「天皇誕生日」に開催
基本情報
アクセス

醍醐寺最大の年中行事

京都市伏見区にある醍醐寺で年中最大の行事である「五大力尊仁王会」が行われました。
五大力尊仁王会は「五大力さん」と呼ばれて地域で親しまれ、「五大力尊仁王会法要」や「餅上げ大会」「柴燈護摩供」などが執り行われます。

「五大力さん」といえば「餅上げ大会」

五大力さんで一番の花形はなんといっても「餅上げ大会」です。
女性は90キロ、男性は150キロの餅を持ち上げ、その力を奉納します。

今年はコロナ禍で中止していた「持ち上げ時間」の競技が4年ぶりに再会され、男性は19名が参加するなど大いに盛り上がっていました。

山伏が道場を取り囲む！～柴燈護摩供～

不動前の護摩道場では柴燈護摩供が執り行われました。
道場には30人以上の山伏が集まり、道場の周囲を取り囲んでいました。
これほどの山伏が集まる護摩供は珍しく、一斉に法螺貝を吹き鳴らす姿は勇壮かつ荘厳でした。

「五大力尊御影」の授与

地域の皆さんの「五大力さん」のお目当てといえば、「御影さん」と呼ばれて親しまれている「五大力尊御影」です。

「御影さん」は、ご本尊「五大力尊」のお守りで、影の如く従い、昼夜を問わずその人や家を守って下さるそうです。
御影の受付所には長い列が出来ていて、その列は境内だけで収まらず、醍醐寺の唐門の入り口近くまで連なっていました。
但し、受付所と授与所が分かれていて、スムーズに受け渡しが行われるので、さほど時間を要さず、御影さんといただくことができます。

五重塔前で「五大力餅」などお土産も販売

五重塔前の広場には、地域の名産品などお土産物の販売がありました。

この日だけ用意される「五大力餅」も販売されていて、多くの方がお買い求めになっていました。

キッチンカーも境内の周りに集結！

この日は特別にキッチンカーが寺内に出店を許可されていて、醍醐寺を取り囲むように多くの味自慢が集結していました。

ラーメンにイタリアンに蕎麦にスイーツと様々なキッチンカーが集まり、イベント会場の盛り上がりに一役買っていました。

五大力さんは「天皇誕生日」に開催

五大力さんは毎年2月23日に開催されていましたが、令和からは「天皇誕生日」が2月23日になった為、毎年必ず祝日に開催されるようになりました。
平日はお仕事だったという方は行きやすくなったと思いますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

基本情報

＜五大力尊仁王会（五大力さん）＞
　◇開催日
　　2024年2月23日（金祝）　9：00～
　◇場所
　　醍醐寺

＜醍醐寺＞
　◇所在地
　　〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
　　　tel：075-571-0002／fax：075-571-0101
　◇拝観時間
　　夏期：3月1日〜12月第1日曜日までの期間：午前9時〜午後5時まで
　　冬期：12月第1日曜日の翌日〜2月末日までの期間：午前9時〜午後4時30分まで
　◇拝観料
　　大人：1000円
　　中学・高校生：700円
　　※小学生以下無料
　　※時期によっては拝観料が変わる場合あり
　　※五大力尊仁王会開催日は拝観無料