2020年9月12日 更新

【京都一乗寺】ラーメン激戦区で別次元を行く孤高の小麦そば専門店「おだしと小麦一三〇」

天下一品本店近くの住宅街に立地。久々に行ってみると、以前よりマニアック度増してて嬉しくなっちゃいました。突き詰め方が極端で(笑)そんなお店のお話。

白川通りを少し東に入った住宅街

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紅葉取材でこの界隈をフラフラと。そういえば、この辺に澄んだスープの美味しいラーメン屋さんがあったな、と思い出して。まだ11時と早い時間でしたが。
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前は店名が漢字で「伊佐夫」やったのに、店「おだしと小麦一三〇」に変わったみたいですね。変わってからは初めて。
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限定15食か。限定に弱いんで、すでに「かえり煮干しと牡蠣のおだし」の字面にかなりの磁気で吸い寄せられてます(笑)
最近、うちの出汁は煮干派なんで余計に。
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まあ、11時過ぎですから一番乗り。店内はカウンターのみ。
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背後にある飾り棚には煮干しがいろいろ。見たことあるような形態のものもあれば、珍しいもんも。右のは二ギスかなぁ。

興味津々のメニューぞろい

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で、メニュー開けるとこんなメッセージ的なものが。
下段の米印のところみて、そっかラーメン屋じゃなくなったんか、と衝撃の事実を知る(笑)

昆布、節、煮干しのおだしと厳選国産小麦、全卵、蕎麦粉の自家製麺。で、減農薬・オーガニックの旬の野菜。
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メニュー読み進むとますます興味津々。
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金曜日じゃなかったんで、一応参考程度にチェック。

で、やはり最初からすでに決めていた限定メニューを注文。

感覚を研ぎ澄まして感じてください(変な宗教違います笑)

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前はこんな前菜的メニューありませんでしたが、野菜の盛り合わせ登場。小カブ、人参2種とビタミン大根には天然塩、カリフラワーか?、あと冬瓜とツルムラサキはうっすら出汁で炊いてあります。

この時点で、あ、このニット帽のご主人大原の朝市で見たかも!とこの野菜たちを見てなんとなく(笑)空似かもですが。
どれも滋味あふれる野菜の味。
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ほどなくしてラーメン。いや、小麦そば。
スゴイなここ。具が全然ない(笑)潔すぎやな、と半笑い。見た目薄いです。ラーメンスープと比較すると、です。で、油も浮いてない。おだしだから。
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麺は平打ちの全粒粉。加水具合とか、ラヲタ(ラーメンオタク)じゃないのでよくわかりませんが、それほどモチモチ~とかいうわけではないから、水少なめなんですかね。うっすら黄色いのは卵由来ですかね。あと蕎麦粉も。ちょっと生パスタっぽいかな。美味しい小麦そばです。シンプル。
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で、おだし。麺がなければうどん屋のみたいなビジュアル(笑)で、一口。煮干しならではな、丸い優しい味。ふんわりビビットに牡蠣の風味。いいです、かなり。
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途中、出汁とった後に残ったかえり煮干しを少しうっすら炊いたもの。
うちの母か!(笑)わかります。いい煮干し、出汁だけで終わらせるのもったいないし、全然食べても美味しいですもんね。噛みしめるほどに旨味がまだまだにじみ出てきます。美味しいです、これ。

通常、このサイズのいわしの煮干しってそんなに見かけませんが。デカくなるほど、煮干し風味は増しますが、それなりのクセも。でも、小麦の風味もしっかり主張するには、このサイズの煮干し。

あと、驚きなのが牡蠣は煮干し。生使ってるのかと思ったら。
他で使ってるイカは節。いろいろ節流行りで鹿節やら変わったのがあるの聞いたことありますが。しかもどれも国産だから、かなり原材料費がかかるそうです。そんな貴重なおだし。
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卓上に七味。おだしですから、こうなりますわな。
でも、まったく使わずに完食完汁。ちょっと、スタイルは全然ちがうんですが、料亭の椀物いただいたような。麺が椀種で(笑)

最近、いろんなもん食べて、味覚がいろいろブレブレになってるんですが、たまに調律感覚で、こんな一杯を食べないとアカンなぁ~みたいな。感度を研ぎ澄まして。あれですね、ラーメン界のなかひがしみたいな印象を受けました。勝手な見立てですけど(笑)また、調律しにきます。

ヨ~イヤサ~♪

おだしと小麦一三〇 への口コミ

おだしと小麦一三〇 基本情報

店名:おだしと小麦一三〇
住所:京都市左京区一乗寺樋之口町27 コーポラス禅 1F
電話番号:非公開
営業時間:11:00~14:30 17:30〜19:30
定休日:月曜日、木、金、祝日、は昼営業のみ
関連サイト:http://ameblo.jp/130isaoooo/
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