2019年5月21日 更新

100年以上続く京都らしい老舗洋食店!創業は大正時代「グリル冨士屋」【祇園四条】

東山の石塀小路近く、風情漂う路地にたたずむ「グリル冨士屋」。大正時代からこの場所で100年以上続く、市井の京都らしい洋食店です。

石塀小路のすぐ近くの老舗洋食店

 (94519)

石塀小路のすぐ近く、京都らしい風情漂う路地を入ったところにこじんまりとした洋食店があります。
 (94520)

レトロ感の漂う外観ですね~。
こちら、グリル冨士屋の創業は大正時代。100年近く、ずっとこの場所で営業されているんですって!
 (94523)

席はキッチンを囲むL字のカウンターのみ。

メニューも昔懐かしさ漂う味のあるものばかり。今回は名物オムライスをお願いしました。

お店を回しているのはお父さんとお母さんの2人。手際良くメニューをきいては野菜を切ったり卵を焼いたり。本当に全て手づくりなんです。作る過程が見えるので、あれは私のオムライスかな?とわくわくしながらつい目で追ってしまいます。

ちなみに上の写真の右下にはお父さんとお母さんのマグカップが。客足がひくと、珈琲を淹れて一息つかれていました。なんとも京都人らしい!

名物のオムライス

 (94517)

やってきました!名物オムライス。

上にはなにもかかっていない、プレーンなオムライス。シンプルさが老舗感を漂わせています。
表面はパリッとしていますが中は、半熟の卵がとろーり。ライスはケチャップで味付けがしてあり、素朴ながらもまた食べに来たい!と思うお味でした。
 (94518)

「食べる?」とたくあんが入ったタッパーを置いてくれたお母さん。お店の人の温度が伝わってくるこの感じ、好きです!お母さんありがとう!
メニュー写真  : 冨士屋 (フジヤ) - 祇園四条/洋食 [食べログ] (94529)

メニュー表をみてひとつ気になったのが「ハイシライス」というメニュー。「ハヤシライスの間違いやない?」と話していると、

「ハヤシライスが日本に入ってきたときは、みんな『ハイシライス』と言っていた。けれど林さんという方が関東でハイシライスを作った時に自分の名前をとって『ハヤシライス』と名付けてからそちらの方が有名になった。『ハヤシライス』と言っているのは昔からやってるお店だよ。」

とお母さんが教えてくださりました。※諸説あるとは思います!
ちなみに「メキシコサラダ」というメニューも老舗洋食店ならではのものなんですって。

外観内観、メニューはもちろん、お母さんの接客から老舗らしさが伝わってくるグリル冨士屋。素敵なお店でした。

グリル冨士屋 クチコミ情報

グリル冨士屋 店舗情報

店名:グリル冨士屋
住所:京都市東山区祇園通八坂鳥居前下ル下河原町478
電話番号:075-561-1296
営業時間:12:00~20:30
定休日:火曜日・水曜日
14 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

よよ よよ