伏見稲荷大社で深刻化する落書き被害
伏見区の伏見稲荷大社。1300年以上にわたり信仰を集める、全国に約3万社あるとされる稲荷神社の総本宮です。五穀豊穣を司る神を祀り、稲荷山そのものを神域として信仰しています。
国内観光客や修学旅行生、さらに海外観光客でも連日にぎわう、京都屈指の観光名所です。
国内観光客や修学旅行生、さらに海外観光客でも連日にぎわう、京都屈指の観光名所です。
本殿で参拝を終え、伏見稲荷の象徴ともいえる千本鳥居へ。昼間は平日でもスムーズに歩けないほどの混雑ぶりで、体感では8割ほどが海外観光客という印象でした。
千本鳥居を抜け、奥社奉拝所からさらに進み、鳥居ルートを外れて京都一周トレイルへ。
神宝神社周辺は竹林の道になっており、両サイドには美しい竹林が立ち並びます。青々とした竹が風に揺れ、葉擦れの音も涼やかです。
しかし、美しく見えるのは遠目からだけ。近づくと、竹には無数の落書き傷が刻まれ、本来の美しさは大きく損なわれています。
竹は表皮が傷つくと防御機能が低下し、そこから細菌やカビなどが侵入しやすくなります。また竹は一本ずつ独立しているわけではなく、地下茎(根茎)で広範囲につながっています。そのため、一部の竹が傷ついたり病気になることで、周辺の竹へ影響が広がる可能性も言われています。
竹は表皮が傷つくと防御機能が低下し、そこから細菌やカビなどが侵入しやすくなります。また竹は一本ずつ独立しているわけではなく、地下茎(根茎)で広範囲につながっています。そのため、一部の竹が傷ついたり病気になることで、周辺の竹へ影響が広がる可能性も言われています。
実際に、色褪せやひび割れ、カビの付着が見られる竹も多く、美しさだけでなく生命力まで失われているように感じました。
落書きはアルファベットや記号だけでなく、日本語も多く見られ、海外観光客だけの問題ではありません。
報道では、竹林の被害は100本以上ともされていますが、現地を歩いた印象では、数百本から1000本規模でも不思議ではないほど。手の届く位置にある竹の多くに傷があると言っても過言ではありません。比較するものではありませんが、体感としては嵐山以上に深刻な印象を受けました。
落書きはアルファベットや記号だけでなく、日本語も多く見られ、海外観光客だけの問題ではありません。
報道では、竹林の被害は100本以上ともされていますが、現地を歩いた印象では、数百本から1000本規模でも不思議ではないほど。手の届く位置にある竹の多くに傷があると言っても過言ではありません。比較するものではありませんが、体感としては嵐山以上に深刻な印象を受けました。
嵐山の竹林の小径のように整備されたエリアも広くなく、開かられた山中を歩かせてもらっているため、柵のない場所も多くあります。広大な山中すべてに柵を設置するのは現実的ではないでしょう。
「隙があれば刻まれている」と感じるほど落書き傷は多く、歩いているうちに、こちらの気持ちまで沈んでいくような感覚になりました。
これ以上、竹林への落書き被害はもちろん、文化財や自然そのものが傷つけられないことを願うばかりです。一方で、カメラや対策や立ち入り制限を強めたくなる現場側の思いも理解できます。
ただ、多くの人に開かれた観光地であり続けることとの両立は、時代的にも難しい局面に入っているのかもしれません。
ただ、多くの人に開かれた観光地であり続けることとの両立は、時代的にも難しい局面に入っているのかもしれません。