2020年3月18日 更新

新型コロナの終息を祈願!京都・八坂神社に疫病退散を願う“茅の輪くぐり”が登場

京都の夏の風物詩、茅の輪くぐり。本来は夏越の祓の行事で登場する茅の輪ですが、世界に蔓延する新型コロナウイルスの流行をおさめるために、3月13日、八坂神社に設置され、疫病退散を祈願されています。

新型コロナの終息を願い、茅の輪が設置!

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2020年、コロナウイルスの世界的な流行で、各地で自粛ムードが続いていますが、気温が暖かくなるにつれて、少しずつ街にも活気が戻ってきたような気配を感じられる3月13日の八坂神社前。
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とはいえ、いつもより屋台の数は少ない印象。四条通りに面した西楼門をくぐったすぐ正面、本殿の手前にあるのが「疫(えき)神社」です。
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疫神社の鳥居に、鳥居にくくられた茅の輪。
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疫神社の由緒が書かれた立て札。祭神は蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)となっています。

むかしむかし、宿泊場所がなくて困っていたスサノオノミコトに寝床をあたえ、貧しいながらも心のこもったもてなしをしたのが蘇民将来(そみんしょうらい)。そのお返しにと、蘇民将来とその子孫が厄災にあっても、茅の輪をつけていれば免れることを約束をされ、約束どおり蘇民将来の子孫が反映したとの内容が書かれています。

茅の輪は本殿横にも

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境内に茅の輪は2箇所。疫神社の鳥居だけではなく、本殿のそばにも備えられています。
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観光客をはじめ、多くの方が列をなし、茅の輪くぐりをされていました。
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ここで、茅の輪くぐりのお作法を復習。

くるりと最初は左まわり、2回目は右まわりに八の字を描くように茅の輪をくぐり、3回目にもう一度左まわりに入って抜けます。左にまわるときは左足から、右にまわるときは右足から輪をくぐるとされるところもあるよう。
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茅の輪くぐりが終わったら、お参りへ。ここまでして、茅の輪くぐりのご利益を賜ることができますので、参拝は忘れずに。
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疫病から身を守るお札やお守りもあります。早く、新型コロナウイルスが終息し、世界経済も落ち着きを取り戻しますように。

基本情報

名称:八坂神社
住所:京都市東山区祇園町北側625
設置期間:2020年3月13日〜未定

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