2022年10月1日 更新

岡崎 「チェンチ」 店内にねじりまんぽがある話題のイタリアン【イタリアン】

岡崎にたたずむ京都を代表するイタリア料理店「チェンチ」 

イタリアンレストランなのに、神社仏閣の伝統構法が光る!

2014年のことです。まだ建設中でした。 たまたまチャリで通りかかり、ふと見るとねじりまんぽが室内に! 「ねじりまんぽ」とは、地下鉄東西線蹴上駅を地上に上がってすぐのところにある歩行者用トンネル。

上からの大きな負荷に耐えられるよう、ねじったように斜めにレンガを積んである独特の構造のトンネル。
現場で工事してる人に聞くと2014年12月オープン予定のイタリアンレストラン。 こんな大掛かりな内装するて、きっと相当な実力者に違いない!場所も繁華街とはちがい、イマイチだし。 そんな出会いから始まって2015年の年明けに伺ったのが、今では話題のイタリアン「チェンチ」。あとでわかりましたが、そのねじりまんぽのレンガを積んで作業してたのが、オーナーシェフの坂本さん(笑)。今回はその時の様子をご紹介します。
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こんな具合にスリット状に店の外からねじりまんぽチラ見。
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こんなアーチ型に自家製レンガがねじって組まれてます。そう、レンガも自家製(笑)
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あと、神社仏閣でお馴染みの伝統構法・石場(いしば)建て。石の上に柱が乗っかってるだけ。でも、この構造が地震の揺れを逃がす役割をしていて今日まで神社仏閣が地震の被害をまともに受けなかった所以でもある要の構法。 案外店の人、宮大工にお任せでどういうもんか知らないみたいだったんで サクッとレクチャーしときました。ま、私もド素人ですが(笑)ただ、これをフツー店舗でやるか?ていう驚きがわかる人にはわかるスゴイことなんです。

名店イルギオットーネの流れを汲む和を基調としたイタリアン

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グラスもいろいろ種類あってこだわり感あり。で、坪庭的な和テイスト空間も。 とにかく建築的にはすごくこだわっていることがよくわかります。
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1月でしたので、和でいう水引細工のような飾りが。そして、これを皮切りに夜のコースが始まりました。
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もともとこちらのシェフ、名店イルギオットーネのご出身。なので、料理の雰囲気もその流れを汲んでいるような。わりと和の要素を取り入れつつ終始素材の味重視の淡白な仕上がり。 ペルシュウ(岐阜産)、自家製モッツァレラ、フグ昆布締めと聖護院かぶら蒸し、鴨と九条ネギとテンペ、雲丹海苔パスタなど、和の食材、調理法をところどころ使いつつ。まるで懐石を食べてるようなイタリアン。そんな印象のお店でした。

くどいようですが、私としてはやはりあの店内の内装が一番響きましたけどね(笑)
尚、こちらは完全予約制です。ご注意ください。

チェンチ 基本情報

名称
チェンチ
住所
京都府京都市左京区聖護院円頓美町44-7
電話番号
075-708-5307
営業時間
12:00~15:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(L.O.20:00)
定休日
月曜日
関連URL
http://cenci-kyoto.com/
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