【京都桜スポット】雅やかな桜を愛でるなら「平安神宮」がおすすめ!

平安神宮神苑は、見ごろ時期が長く、京都市内でソメイヨシノが終わった後もまだまだ美しい桜が楽しめるスポットです。一面桜だらけの南神苑や平安のいにしえをほうふつとさせる風情ある桜が見られる東神苑。今回は、平安神宮の桜を存分に紹介します!

目次

平安神宮の由緒をサクッと解説!

via 藤花
平安遷都1100年を記念して明治28年(1895)に創建された平安神宮。
京都の中では比較的新しい神社ですが、京都三大祭りの一つ・時代祭が行われたり、「京都五社めぐり」(御朱印めぐり)の一社になっていたりと、京都を代表する観光スポットとなっています。

ご祭神

平安神宮のご祭神は、平安遷都をされた桓武天皇と、京をお住まいとされた最後の天皇である孝明天皇です。
境内は朝堂院(大内裏の中心的な建物で、官人が政務を行っていたところ)を当時の8分の5で再現したもので、大河ドラマ『光る君へ』のロケ場所ともなっています。

平安神宮の大鳥居

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平安神宮の正面に続く神宮通りあるのが、巨大な大鳥居です。
車道をまたいでかけられている大鳥居は平安神宮の一の鳥居ではありますが、歩道は大鳥居の外側なので下をくぐれるのは車だけという不思議な状況。
大鳥居をくぐろうとするとどうしても車道に出てしまいますので、絶対にやめてくださいね。

平安神宮の境内

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大鳥居から真っすぐ北へ向かうと、應天門(おうてんもん)があります。
應天門をくぐると、広々とした境内の奥に大極殿を模した鮮やかな朱色の本殿、その左右に見えるのは青龍楼と白虎楼です。

青龍楼

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本殿を囲むように作られているのが、明治時代の名作庭家である7代目小川治兵衛が手掛けた神苑です。
ではいよいよ神苑へご案内します!

春の平安神宮神苑

神苑の入口は、本殿に向かって左手にあります。
春の神苑は特に混雑しますので、おすすめは午前中早めの時間です。
神苑に入ると目の前に広がっている景色は、見事な桜色!
どちらを向いても桜だらけの南神苑です。

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神苑の桜は、八重紅しだれ桜、ソメイヨシノのほか約20種類・300本ほどあります。
特に南神苑は桜が所狭しと咲き誇るスポットです。
また、本殿や白虎楼が桜の美しさを一層引き立ててくれます。

via 藤花

via 藤花
南神苑から西神苑、中神苑を抜けて東神苑へ行くと、今度は平安時代にタイムスリップしたかのような趣ある景色が広がります。

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栖鳳池(せいほういけ)にかかる泰平閣と池の向こう岸にある尚美館、池の周囲に点在する桜が見事な調和を成し、一幅の絵を見ているようです。
泰平閣の両側は、腰を掛けられるような造りになっていますので、桜を愛でながら休憩することもできます。

尚美館と桜

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平安貴族はこのような景色をいつも眺めていたのかと思うと、ちょっとうらやましいような、ぜいたくすぎて腹立たしいような気持ちになってしまいます。

泰平閣

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美しい桜の景色を見て、いっぱい元気を充電して、また明日へ歩いていきましょう!

尚美館と桜

via 藤花

神苑の夏・秋・冬

神苑の見どころは、春だけではありません。
初夏から夏にかけては西神苑の花菖蒲や中神苑のカキツバタ・睡蓮が咲きそろい、また違った景色が楽しめます。
東神苑は鮮やかな新緑が美しく、桜の季節とは違った表情を見せてくれます。
秋になれば、紅葉の鮮やかさに目を引かれ、冬の雪景色ももちろん見逃せない景色の1つです。
春だけでなく、ぜひ季節の折々に平安神宮へお参りにいらしてくださいね。

平安神宮の基本情報

・住所 京都市左京区岡崎西天王町97
・境内自由
・HP https://www.heianjingu.or.jp/index.html

神苑拝観について

・神苑拝観料 大人600円/小人300円
・神苑拝観時間(入苑は閉苑時間の30分前)
3/1~3/14 8:30~17:30
3/15~9/30 8:30~18:00
10/1~10/31 8:00~17:30
11/1~2月末日 8:00~17:00
年末年始(12/31~1/5) 8:30~16:30
・境内参拝時間は、神苑拝観時間より30分後までとなっています
・年末年始の参拝時間は平常と異なりますので、必ず公式サイトでご確認ください。

アクセス

アクセス
・最寄り駅 市営地下鉄「東山」駅徒歩約10分/京阪「神宮丸太町」駅徒歩約15分
・バス 「岡崎公園・美術館・平安神宮前」徒歩約5分/「岡崎公園・ロームシアター京都・みやこめっせ前」徒歩約5分/「東山二条・岡崎公園口」徒歩約5分