2018年11月6日 更新

【京都和菓子めぐり】平安時代から続く井戸水が育む伝統あぶり餅!今宮神社名物の門前菓子「一文字屋和輔(一和)」

今宮神社参拝の際には、素通りするわけにはいかない和菓子店。創業1000年の老舗中の老舗。そして、冷え込む時期にちょうど食べたくなる絶品のあぶり餅。創業当初から使用の井戸も。

肌寒い季節に温まる今宮神社門前菓子

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紫野周辺散策中に今宮神社へ。境内の紅葉チェックとともに参拝。
別名「玉の輿(たまのこし)神社」とも言われる神社。994年(正暦5)都の悪疫退散を祈り、御輿を造営し紫野御霊会を営んだのが今宮神社の起り。

西門の参道へ。
向い合せに並ぶどちらも老舗の茶店。そして、どちらも名物があぶり餅。まだ紅葉シーズンには少し早い平日ということでしたが、それなりに盛況。
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こちらは以前紹介したこともある、創業1637年の「かざりや」。香ばしい香りが参道に漂い、呼び込みも活発。
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方や、その向かい。
創業は1000年平安時代創業。もうこの時点で驚愕です。もしかしたら、茶店のルーツとも言えるかもしれませんね。「一文字屋和輔(一和)」。
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二人がかりで餅を炙ってます。まあ、どちらでもよかったんですが、なんとなく今回はこちらの一和さんに入店。急須と湯呑みの柄が好きだったという不純な理由もあり(笑)
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通り沿いでもよかったんですが、奥の座敷部屋に空席があったので靴を脱いで上がることに。もう、北区あたりまでくると冷えるので、ストーブが焚かれていました。
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わりとおひとり様でも気兼ねなく皆入店し、思い思いに足を伸ばしてくつろげるスペース。
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名物あぶり餅1人前500円を注文。で、少しお茶を飲みながら待ちます。
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そして、香ばしい香りを漂わせながら登場するあぶり餅。タレの甘い香りも。

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竹串にささった餅は不ぞろいに丸められ、いかにも手づくり感あふれる素朴な風情。ひとつひとつ一口大にちぎって丸められています。
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で、食べてみます。
甘めに味付けされた白味噌ダレ。中にはきな粉の風味も。このタレの効果で餅の香ばしさの角がとれて、万人ウケする美味しさ。量多いかな?と思っても、意外とぺロリと食べられます。毎回(笑)

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食べ終わった後、他のお客が店舗の下にもぐっている様子を見かけ、なんだろう?と。地下へ続く石段。お店の方に聞くと、井戸があるとかで。私も見せてもらいました。
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わりと地中深く石段が続き、一番下に澄んだ水が。

創業当初からこの井戸水を餅づくりやお茶に使い、それは今も変わらず使い続けているんだとか。井戸は使わないと枯れるそうです。水道代要らずで助かってます~とも話す女将さん(笑)
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このすぐ近くには茶の湯で有名な大徳寺もあり、名水の湧くエリアでもあり。そんな井戸水を使った1000年以上の歴史を持つあぶり餅。パワースポットの門前菓子たる所以でもあり。参拝後はあぶり餅でパワーをあやかってください。

ヨ~イヤサ~♪

一文字屋和輔(一和) への口コミ

詳細情報

住所:京都市北区紫野今宮町69
電話番号:075-492-6852
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業し、翌日休業)
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