【京都紅葉】隠れた紅葉の名所 多宝塔が地域のシンボル「三明院」

高野川の流域・八瀬にあって隠れた紅葉の名所として人気の「三明院」で紅葉が見頃を迎えました。地域のシンボルとなっている多宝塔が、どのように紅葉に彩られているのか見てきましたので、その様子をご報告します。

目次

開山110余年 ~ 真言宗 醍醐派「三明院」

「三明院(さんみょういん)」は真言宗醍醐派の寺院で、1906年(明治36年)に開山しました。

高野川流域・八瀬の入り口にありますが、街道からは奥まった場所にあるので、地域の人のみが知る地元の寺院でした。

ところが1961年(昭和36年)に多宝塔が新たに建造されると地域のシンボル的存在となり、秋になると真っ赤な紅葉から突き出る様に多宝塔が垣間見え「紅葉の隠れた名所」として人気が高まりました。

樹齢100年余の紅葉が林立

境内には樹齢100年余の立派な紅葉が何本もあります。

いずれも紅葉の真っ盛りで、まさに真っ赤に燃え上がっているようでした。

自然豊かな境内を散策

境内は木々が豊富で、四季折々の美しさが楽しめます。

もちろんこの時期は紅葉の朱色が主役です。

階段を登った高台に本堂や多宝塔があります。
因みに本堂には弘法大師、不動明王(一心不動尊)、歓喜天尊(聖天)がお祀りされています。

本堂の周囲は紅葉の木々に囲まれ、どこを見渡しても美しい紅葉を楽しむことができます。

八瀬に新年を告げる鐘楼

三明院の鐘楼は1954年(昭和29年)に建造されました。

建造以降、大晦日には参加自由の除夜の鐘衝きが行われ、八瀬に新年の訪れを告げています。

主役は多宝塔

見所がいっぱいの三明院ですが、やはり主役は多宝塔です。

境内のどこからでも見上げることができ、その存在感はまさに地域のシンボルでした。

地域を一望できる眺望

こちらは多宝塔からの眺めです。
地域を一望できる素晴らし眺望が望めました。


紅葉は今が真っ盛りといった燃え上がりでしたが、12月上旬まで楽しめそうです。
八瀬の隠れた紅葉の名所にぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<三明院(さんみょういん)>
 ◇拝観時間
  ・7:00~17:00
 ◇拝観料
  ・無料

アクセス

 ◇所在地
  〒606-0064
  京都市左京区上高野西明寺山28
  tel.075-702-2486 fax.075-702-2486
 ◇電車
  ・叡山電鉄「八幡前駅」下車、徒歩約5分
  ・叡山電鉄「三宅八幡駅」下車、徒歩約13分
  ・京都市地下鉄「国際会館前」下車、徒歩約20分
 ◇バス
  ・京都バス「八幡前」下車、徒歩約5分
  ・京都バス「三宅八幡」下車、徒歩約10分
 ◇駐車場
  ・ナシ
◇HP https://sanmyoin.com/