2019年8月28日 更新

【南禅寺】心癒される庭園~天授庵~【京都フォトスポット巡り】

疲れた時、癒されたい時、無心でお庭を眺めたい時はありませんか?そんな時に訪れたい天授庵。人気の寺院ですが、青もみじの時期は比較的空いていて、お庭を楽しめます♪

二つのお庭が楽しめる天授庵

南禅寺塔頭天授庵の建立は1339年。戦国時代に一度衰退しましたが、1602年細川幽斎により再興されたそうです。
枯山水庭園(東庭)と池泉回遊式庭園(書院南庭)があり、秋の紅葉の時には日本のみならず、海外の方も多く訪れます。
夏に訪れると比較的空いていて、ゆっくりとお庭を楽しむことができます。

正門

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拝観入り口は通用門で、こちらが正門ですが、普段は閉まっています。
こちらも青もみじに囲まれており、外からでも天授庵の美しさがわかるような気がします。

書院から見る南庭

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通用門(拝観入り口)から少し歩き、書院(通常非公開)の入り口まで入ることができ、
そこでこんな絶景を観ることができます。
薄暗い書院の先には煌めく青もみじ。額に収めたいほどの美しい風景のように思います。
秋は真っ赤に染まる紅葉の風景に代わり、そちらも素敵です。

東庭(枯山水庭園)

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美しく広がる青もみじ、白砂と菱形の敷石と苔。
本堂に腰掛け、青もみじが風に揺れるのを静かに眺める。
この時期はそんな時間が過ごせることが多いです。
青もみじに囲まれる茅葺きの門

青もみじに囲まれる茅葺きの門

東庭から飛び石に導かれるように進むと、茅葺きの門があります。
趣があり、しばらく眺めていたいので、つい立ち止まる。
天授庵にはそんな風景が多いです。
青もみじと書院

青もみじと書院

門をくぐると書院が見えてきます。
息をのむ美しさです。
橋と青もみのじリフレクション

橋と青もみのじリフレクション

東庭へ進むと、こんな絶景も待っています。
木の橋の入り口に立ってしばらくこの風景を眺めていました。
小さい滝の音、風と青もみじが揺れる音しかしない。
まるで緑の世界にスッと移ってきたみたいです。

書院南庭(池泉回遊式庭園)

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灯籠があり、水連が咲いていました。
鯉が泳いでいて、人が来ると結構寄って来てくれます。
池にかかる石橋

池にかかる石橋

珍しい飛び石の橋。明治初期頃に改造されたときに作られたと推測されているようです。
飛び石がまっすぐではなく、少し曲がっているところが、素敵です。
こちらも池を渡りながら池を間近に感じることができました。
石橋からの風景

石橋からの風景

石橋を渡る途中にもこんな絶景を観ることができます。
木々が水面に映り、絵画のようでした。
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白、薄いピンクの美しい水連がたくさん咲いていました。
水連は夏場に楽しめて、午後にはお花が閉じてしまうので、ご覧になりたい方は午前中に行かれた方が良さそうですね!
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水連の花言葉は「清純な心」。
見た目通りの花言葉ですね♪
水連の名前の由来は花が夕方に閉じることに由来されているそうです。
苔むした手水鉢

苔むした手水鉢

書院南庭から少し外れたところにあります。
木に寄り添うようにある手水鉢は、苔むしていて年月を感じる趣があります。
とても変わった形で、何度か水の中に石で出来たカエルが置いてあったのを見たことがあります。
本堂廊下から見る東庭

本堂廊下から見る東庭

出口付近ですが、ここでも青もみじの風景が楽しめます。
紅葉の時期になると、五色幕がかかり、さらに華やかになります。

天授庵 へのツイート

詳細情報

名称:南禅寺塔頭 天授庵 なんぜんじたっちゅう てんじゅあん
住所:左京区南禅寺福地町
電話番号: 075-771-0744
拝観:9:00~17:00
拝観料:500円
関連ページ:http://www.nanzen.net/
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