2019年9月21日 更新

【京都お寺めぐり】花背の名料亭奥の山岳信仰寺院!秘境にたたずむ荘厳な舞台造り本堂「大悲山峰定寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区花背にある山岳信仰の場。また京都府歴史的自然環境保全地域の人里離れた秘境とも言える場所に立地。

秘境中の秘境!全国的にも知られる名料亭『美山荘』スグ

 (164144)

左京区花背へ。車を走らせ、車窓から杉林も見える鞍馬街道を行く。市内中心部より5℃以上気温が低く、滋賀との県境に近く、秋の訪れもいち早く感じられる場所。京都バスの路線でもあります。
 (164145)

美山大悲山口バス停留所からさらにさらに川沿いの道を行くと、全国的にも知られる有名料理旅館「美山荘」入り口。

昔、バイトの面接に京都バスでやってきて、バス停まで美山荘の方に車で迎えにきてもらったことを思い出します(笑)携帯の電波も入らない場所。都会から隔離されたような場所。面接時にいただいたとち餅が絶品だったことを今でも記憶しています。
 (164146)

こちらが美山荘の玄関口。
宿泊客用に朝食の準備をされてる気配を感じるような、調理場のあわただしさが外にも伝わってきました。美山の摘み草や食材を使った料理が自慢。

サントリー緑茶「伊右衛門」CMのロケ地にもなった絶景の宿。
 (164147)

そんな美山荘を通り抜けると、門構えが。ここが大悲山峰定寺の入り口になります。
 (164148)

雨の日は入山できず、入山時間も朝9時~15時半まで。さらに12月~3月は閉門。
 (164149)

 (164150)

京都府歴史的自然環境保全地域にも指定される大悲山の中腹にあるお寺。なので、登山感覚でもあり。
 (164151)

 (164152)

手水舎も山の天然水。山の大自然の恵み。桂川の源流の一つである寺谷川と同じ水源。
 (164153)

こちらが山門になり、大悲山の南側斜面にある本堂までの参道を登っていくことになります。
 (164154)

入山前に寺務所へ入山料を納める必要があります。
 (164157)

 (164158)

こちらで入山料500円を納め、ハンカチと財布以外の荷物を預けて入山。当然、写真撮影は禁止。
御朱印はこちらで記帳してもらえます。入山前に御朱印帳を預けて出発。
 (164155)

大悲山は山全体が山岳信仰の地。平安時代末期の久寿(きゅうじゅ)元年(1154年)山岳修験者である観空西念(かんくうさいねん)によって峰定寺が創建。
山容が吉野大峰山に似ているところから北大峰とも呼ばれ、山中には修験道の修練行場となっていた岩場があり。
 (164156)

仁王門前にある高野槇の大木。
 (164160)

仁王門入り口には柵があり、入山者は自分でこの柵を開閉して入山。
門の両脇には仁王門像スペースがありましたが、何も安置されない空の状態でした。

で、ここから斜面に沿って石段。
苔むした石段は、まるで熊野古道を思わせるような、霊気を漂わせた、数ある京都のお寺でも体験できないような神聖な雰囲気。

本堂は清水寺の舞台のような崖の上に張り出すような形に建てられてた日本最古の舞台造り建築。そして、重要文化財指定。舞台からは周辺の峰々が眺められ、見晴らしいい場所。山形県の山寺を思わせるような。高所恐怖症の方は要注意(笑)ご本尊は木造千手観音坐像で創建当寺のものを伝えられています。

途中鎖場のような箇所もあり、行場のような趣きを感じられます。
 (164161)

下山後いただいた御朱印。ちょっと絵心も感じるような筆遣い。

市内のお寺の中でも独特の雰囲気をかもし、自然を十二分に感じられる場所。これからの紅葉シーズンにまた訪れてみたいお寺でした。

大悲山峰定寺 へのツイート

詳細情報

住所:京都市左京区花脊原地町
電話番号:075-746-0036
入山時間:9:00~15:30
入山期間:4~11月(雨天不可)
25 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

三杯目 J Soup Brothers 三杯目 J Soup Brothers