2019年6月14日 更新

【京都国立近代美術館】絶賛開催中!華麗なるチューリップ文化の美・壮麗なオスマン帝国を物語る☆「トルコ至宝展」

おおきに~豆はなどす☆今回は京都国立近代美術館で本日から開催の展覧会。開催に先立ち、前日の内覧会に参加。その様子と見どころをお伝えします!

新天皇即位年に親日国トルコと皇室の友好の美を示す品々も

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本日6月14日(金)より左京区岡崎にある京都国立近代美術館で開催の展覧会。その前日行われた内覧会に参加。
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本展監修の国際トルコ美術史学会理事・ヤマンラール水野美奈子氏から、これまで日本で開催されたトルコ美術展やトルコと日本における友好関係、本展の注目テーマ・神を象徴する花チューリップから展開するトルコ文化について紹介。
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本展では、オスマン帝国(13~20世紀)のスルタン(皇帝)の政治拠点・イスタンブールのトプカプ宮殿に収められた宝物約170点を3つのテーマに分けて展示。

中東からヨーロッパ、アフリカにまたがる交易の要地・トルコだからこその多様な文化の受容・融合は比類ない芸術文化を開花。
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音声ガイドでは、ナビゲーターに木村文乃さん。作品の説明以外に、オスマン帝国を象徴する、NHKドラマ『阿修羅のごとく』でもおなじみのテーマ曲もBGMになっていたり。
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展覧会は大きく3つのテーマを柱に構成。まずは第1章『トプカプ宮殿とスルタン』
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ここではオスマン帝国のスルタンが権力の象徴とした品々が展示。玉座や吊るし飾り、国家的儀式で着用された衣装・カフタンなど。あまりにもきらびやかな輝きに、画像がハレーションを起こすほどでしたが(笑)装飾品の細工、そしてモンゴルや中東テイストも感じられる作品に注目。
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そして、第2章『オスマン帝国の宮殿とチューリップ』。

チューリップはトルコ語で「ラーレ」と呼ばれるオスマン帝国の象徴として敬われ、あらゆる美術工芸品にラーレ文様としてモチーフにされる花。帝国内でも盛んに栽培され、トルコ文化を語る上では必要不可欠な花。
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ここでは、ラーレ文様の建築装飾、タイル、宝飾陶磁器、さらにはチューリップ専用の花瓶など、いかにチューリップが宮廷で愛されてきたかがわかる展示。
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そして、第3章『トルコと日本の交流』。

トルコは親日国としても有名ですが、その友好の契機となった、オスマン帝国軍艦エルトゥールル号の和歌山県串本町沖の遭難事故(1890年)。この時大勢の日本人が救助活動にあたったことや野田正太郎(時事新報記者)、山田寅次郎(商人)が義援金をトルコへ持参したことなど、友好のストーリーとして今も語られ、和歌山県にもトルコ記念館があるほど。
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明治天皇から贈られた品々や、幕末から明治にかけてヨーロッパで流行した明治の貴重な丁度工芸品など展示。

意外なところでは、大工仕事や木工技術に長けたスルタンに明治天皇から贈られた大工道具など。道具を超えて心の交流をも感じさせる展示品。
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売店ではトルコにちなんだグッズ販売。トプカプ宮殿博物館所有のタイルモチーフをあしらったタイルやトルコを代表する老舗スイーツ店の伝統菓子など。こちらも魅力的な品々が満載。

友好国であるトルコの深堀ができる貴重な展覧会。超オススメです!

ヨ~イヤサ~♪

トルコ至宝展 への口コミ

展覧会 概要

会期:2019年6月14日(金)~7月28日(日)
会場:京都国立近代美術館(岡崎公園内)(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
開館時間:9:30〜17:00
  ※6月中の金・土曜日は20:00まで、7月中の金・土曜日は21:00まで開館。
  ※入館は閉館の30分前まで。
休館日:毎週月曜日、7月16日(火) ※ただし7月15日(月・祝)は開館。
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、大学生 1,100円(900円)、高校生 600円(400円)
  ※( )内は前売り・団体料金。団体料金の適用は20名以上。
  ※中学生以下、心身に障がいのある人と付添者1名は無料(入館の際に証明できるものを提示)。
  ※本料金でコレクション展も観覧可。
問い合わせ先TEL:075-761-4111(京都国立近代美術館)
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