そのロケ現場となったのが、今回紹介するお店「喫茶 フランジパニ」です。
烏丸鞍馬口角にあるスーパー「鞍楽」の横を通り過ぎると
セツコがひなたぼっこをしていた、大きなガラス窓と背の高い木のドアという特徴的な外観が見えてきます。
フランジパニとは、プルメリアというお花のこと。
小さな白い花がブラウンの看板に良く映えています。
店内はワンフロアのオープンスペースですが
外光を気持ちよく浴びる手前の洋風スペース、
もたいまさこさんのような雰囲気も感じるオーナーの姿がよく見える中ほど、階段横のテーブル席
一番奥の落ち着いたお座敷席の、3つの空気がまじりあう、不思議な落ち着きがあります。
映画にも出てきた階段には、センス良く小物とチラシが。
500円、ワンコインで提供されるモーニングに定評あり。
とは言え今回は訪れた時間帯が違ったので
黒糖トーストとチャイをいただきました。
どちらもおいしいけれど、チャイの濃いスパイスの香りは格別。
もちろんコーヒーは種類も多く、オーナーも淹れ方には強いこだわりがあるのが見ていてわかります。
また、ティーカップの紫色も本当に素敵な色。
お店の雰囲気、テーブルのダークブラウン、チャイのまったりした茶色、壁の白と絶妙にマッチングする紫。
オーナーのセンスにただただ脱帽です。