2017年1月14日 更新

京都中華料理界の源流・鳳舞の味巡礼!カラシソバは必食!!「鳳舞楼」【京都御所スグ】

今シーズンの目標として、カラシソバ巡礼実施中。京都の中華料理を語る上で、必ず登場する「鳳舞」。その味を受け継いだお店が市内に数店。その中でも鳳舞直系のお店。

2009年、惜しまれつつ閉店した老舗中華「鳳舞」

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紫明通り沿いにこの独特の石造りの建物が目を引いた、広東料理店「鳳舞」。惜しまれつつ2009年に閉店。

こちらは閉店間際の画像になります。今は建物自体跡形もなくありません。
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大正時代半ば、広東地方出身の中国人、高さんが開いたお店。京都人の好みに合わせてつくった薄味で出汁の効いた京風中華が一大ムーブメントになり、そのお弟子さんの店では今も鳳舞系の京風中華の味が引きつがれています。

鳳舞で麺づくり担当だったご主人がオープン

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そして、京都府庁近く。鳳舞で麺づくり担当だったご主人の相場さんが2年前にオープン。
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店名「鳳舞楼」には、その直系ぶりがうかがえ、鳳舞出身の方がオープンされたお店の中では、一番鳳舞の味に忠実と言えるんでしょうかね。
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店内は1階カウンター席、2階グループ用テーブル席。今回はランチで予約入れたんで2階へ案内されました。まだ新しいです。
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で、ところどころインテリアとして、鳳舞時代使われてたものですかね。調度品が飾られていて、オールド中華的雰囲気もかもしています。
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で、メニューチェック。ランチセット、みたいなものはなく、昼も夜も同じということですかね。
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すでに食べるものは決めてましたが、一応チェック。
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前菜からメイン、ご飯モノから麺類に至るまで、正統派の中華料理店スタイルのメニュー構成。
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季節のメニューもあり。

鳳舞系といえば、カラシソバ!

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そして、店の人にこれがオススメですよ、と雑誌を。
最近この鳳舞系カラシソバの特集記事に掲載されたようです。えぇえぇ、これを食べに来たんですよ。鳳舞系といえば、カラシソバですから(笑)

鳳舞系京風中華を語る上で、ハズせないメニュー。鳳舞の高さんが考案したカラシを絡めた麺にあんかけを乗せるというオリジナルスタイルの「エビカシワソバ」。通称・カラシソバと呼ばれています。
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で、いろいろと注文。
まずは鶏の唐揚げ。一枚の鶏肉を丸々揚げてサクサク衣に仕上げたタイプと天ぷら風にしたタイプがあり、後者をチョイス。天ぷら風と言われましたが、サクサクでしたよこれも。
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これ、いいお皿で、なんか見覚えあるような・・・と思ったら、鳳舞の頃使ってたやつで。今でも大切に使われてるそうです。
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で、これが大本命。エビカシワソバ。カラシソバです。こんなふうにたっぷりのあんがかかってます。
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こちらは鳳舞系カラシソバを出すお店の中で、唯一自家製麺。麺づくり担当だったご主人のつくる麺はあんとよく絡みやすく、自家製麺ならではな美味しさ。京都の地酢でといたカラシを絡ませてあって、ほどよい辛さと酸味が食欲を加速させる。美味いわ~

あんの具材はエビ、鶏、レタス、椎茸、タマネギ、ネギ。そして、あっさりとした京風味のあん。
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もう一つの鳳舞の名物メニュー、シュウマイ。食感が面白いクワイ入り。
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チャーハン。レタス入りのパラパラ仕上げ。こちらも優しい味わい。
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これはオリジナル。担々麺。黒と白が選べて、白に。黒ゴマと白ゴマの違い、あと黒の方がもう少し辛いそうです。
チャーシューの代わりに、生ハムハモンセラーノがトッピング。もやし、きくらげもたっぷり。
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辛さの調整に山椒。
わりと食べやすいあっさりとした担々麺。ほどよく白ゴマのコッテリ感もあって。

カラシソバを堪能できてよかったです。麺とカラシ、酢の酸味のバランスが絶妙で。冬にはあんかけそば、いいですね。またカラシソバ狙いで。

ヨ~イヤサ~♪

鳳舞楼 への口コミ

鳳舞楼 基本情報

住所:京都府京都市上京区新町通中立売下ル仕丁町327-7
電話番号:075-555-5568
営業時間:11:30~14:00 17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:火曜日
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