2016年6月11日 更新

イオンシネマ京都桂川*今井雅之さんの想いがふんだんに…京都でロケも「手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜」上映中【映画】

昨年54歳の若さで亡くなった、俳優・今井雅之が企画・脚本を務めた映画が現在公開されています。この映画、京都ロケが数多く、しっとりと美しい姿が映しだされているんですよ。

今井雅之のラストメッセージ「手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜」

昨年の、やせ細った姿での記者会見があまりに衝撃的で印象深い方も多いのではないでしょうか。
治療の甲斐なく、会見から1月ほどで亡くなってしまった俳優の今井雅之。
TVではバラエティやドラマに出演する傍ら、ライフワークである舞台「THE WINDS OF GOD」の上演を続けていた事はあまりに有名な話ですが、彼は「WINDS〜」以外にもたくさんの作品を残しています。

実は私かなりのファンで、「WINDS〜」は10年以上観つづけ、他の舞台もたいてい観てきたので、彼がまさかこんなに早くあっけなく亡くなったのが未だに信じられずにおります…
豊岡劇場の追悼イベントや上映会もよっぽど行こうかと思ったぐらいです(マニアなネタですいません)。
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生きるとは、死とは、親とは、友とは、恋とは、 Hと銭の間にある大切なものとは・・・
与えられた能力でいまを懸命に生きる、主人公・真人を通して 作家、今井雅之が生のエネルギーや輪廻といった「生と死」という重厚なテーマを投げかける

主演・川平慈英ほか豪華キャストが競演!

そんな今井雅之の代表作のひとつであり遺作とも言える映画「手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜」が、命日に当たる5/28から公開されています。
この作品はもともとお芝居で、企画・脚本・演出を今井雅之が担当していたのですが、この映画では企画・脚本を今井雅之が、監督は親交の厚い奈良橋陽子が務め、デビュー当時からまさに戦友のように一緒に過ごしてきたという川平慈英が主演、その他今井雅之と生前交流のあった人々が出演していて、中にはSMAP中居正広も(友情出演)。なかなか豪華なキャスティングになっています。

京都では、イオンシネマ京都桂川でのみ上映中です。
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「THE WINDS OF GOD」同様、今井雅之らしい強いメッセージを、時には笑いを交えて伝えようとしています。
映画の詳細は公式サイトを観ていただくとして、なぜkyotopiで紹介かというと、この映画、京都のあちこちでロケをされているからなのです。
今はどうかわかりませんが、以前は「京都今雅会」という今井雅之を支援する会があり、皆さんで盛り上げておられていた事もあって、今井雅之と京都は深い繋がりがあるのです(今井雅之のブログにも何度か出てきています)。
そんな背景もあってか「THE WINDS OF GOD」も舞台版「手をつないでかえろうよ」のどちらも京都公演があり、結構なお客さんで賑わっていたんですよ。
(去年のWINDS〜では、城陽出身の俳優・重松隆志が、今井雅之の代役を務めていました)

また昨秋行われた「京都国際映画祭」でも映画版「THE WINDS OF GOD」が上映されたので、ご覧になった方もおられるのではないでしょうか。
http://kyotopi.jp/articles/VUYIm

伊根の舟屋や天橋立の風景が美しい

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パンフレットを買い求めましたので、ちらっとご紹介。表紙の川平慈英カッコいいです♡
そして中には今井雅之の生前の姿も。昨年4月撮影されたそうで、亡くなる1ヶ月ほど前の元気な姿が収められています。

実は前情報をあまり持たず観たのですが、意外なほど京都でロケをされていてびっくり。
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以前こちらでご紹介した伊根町の舟屋 http://kyotopi.jp/articles/EfKnk はじめ、天橋立などで撮影を敢行。静かで素朴だけど、日常の風景が映し出されている感じがしてとても素敵でした。
すごく印象的なシーンでしたし、ただ風景を見ているだけでもじんわり。

町あげて協力されたという伊根町。
以前放映の朝ドラ「ええにょぼ」の舞台にもなりましたが、このドラマにも出演していた今井雅之。だからこそ伊根町をロケ地に選んだのかもしれません。
もしくはこの風景に、故郷の豊岡を重ねていたのかも。
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劇中、天橋立も重要なキーワードとして登場します。
ロケ当日はとてもいいお天気だったそうで、気持ちよさがスクリーンからも伝わってきました。
(ちなみにビューランド側からの景色でした)
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パンフレットの巻末にはこのような記載が。ロケ協力の項目には見覚えのある地名や施設名があれこれ。
生前TVの旅番組でハンバーグがおいしいと絶賛していた「CAMEREON」の名前も。そして丹海バスや丹波マーケス!知る人ぞ知るマーケス!!
画面でマーケスが映った時は、思わず「マーケスやん!」と口走ってしまいました(笑)。
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観光地ではあるものの、日常の雰囲気がにじみ出ている風景に癒やされる映像。
川平慈英はじめ、キャスト皆さんの素晴らしい演技から伝えられる、今井雅之の熱く温かい想いやメッセージに目頭が熱くなり…とても素晴らしい作品でした。
JAY’EDの歌う「MY WAY」も雰囲気にあっていてすごくよかったです。
何でも今井雅之が好きだった曲だったらしく採用されたのだとか。

最終日は未定ですが、なんとなくもうすぐ上映終了な予感(苦笑)。
そしてすでにレイトショーの時間帯しか上映がありませんが、じんわり泣きたい方にオススメしたい映画、終了までに是非大切な人とご鑑賞ください!

手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜 on Instagram

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