2017年7月12日 更新

【名水のチカラ】麸嘉(ふうか)の麸饅頭☆透き通るような瑞々しさには「水の歴史」という理由があった☆

江戸時代から続く生麩専門店の老舗「麸嘉」さん☆繊細でシンプルな食材だからこそ違いが良くわかる☆ 看板商品の「麸饅頭」を本店でいただいてきました

老舗の風格と粋なデザイン

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西洞院通り沿い
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どっしりとした風格ある店構えに、なんとも老舗らしからぬアートな暖簾

メチャメチャ格好良いですね

暖かい時期にはこの暖簾が
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これは涼しくなってからの暖簾
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初めて伺うと、ちょっとびっくりします

ショーケースがあるわけでもなく…

基本、イートイン出来る造りではありません

トゥルントゥルン!(^^)

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麸嘉の商品は毎日、この本店で作られています

看板商品の麸饅頭

持ち帰って何度もいただいていますが

鮮度がモノを言う生麩

今朝作られたやつをこの場所で…一度いただいてみたかったのですよね♪

こちらでいただくには予約が必要です
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包まれた笹の葉をほどく時点で瑞々しさを感じます

とても涼しげで…

おっと!
トゥルントゥルンで危うく落とすところでした(苦笑)

どうですか!この艶やかさ

家でいただくのとはやっぱり違います
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青海苔が練り込まれた生麩

生麩自体は当然ですが無味

青海苔も味を感じるわけでなく、わずかな風味が鼻に抜ける程度

そこにとても繊細な甘さのこし餡

絶妙なバランスの美味しさですね♪
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いろんなところが進化してます
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これは麸饅頭5個入りのパッケージ(巾着型)

造形としての面白さ、とてもオシャレです
包装紙のデザインも粋な感じですね

他に箱入りの5個入り、10個入りがあります
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名水のチカラ

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生麩の70%は水分だそうです

だからこそ違いがわかる

良質で美味しいお水が必要

ここに名水と言われる地下水があるからこそのこの場所なんですね
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平安時代から湧いていたとされる名水「滋野井」(しげのい)

戦後の近代化の波で一度枯渇したが

先代の手により復活したそうです

名水の傍らには柳の木
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取材中にも汲みに来られてました(笑)

「この水は殺菌処理水ではありません。必ず熱処理して下さい。そのままの飲りょうは、さけて下ださい」(原文ママ)という注意書きがあります
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良質な水脈のもとに栄えた歴史

この西洞院通りには明治中期まで西洞院川が流れていたそうです

清涼で良質な水の湧く場所だからこそ栄えた…

錦市場の成り立ちも同じ理由だそうですね

こういう京都らしい歴史…良いですね

麩嘉 本店 基本情報

■店舗名    麩嘉(ふうか)

■住所   京都市上京区東裏辻町413

■電話番号   075-231-1584

■営業時間 9:00~17:00

■定休日 月曜日 最終日曜日

■禁煙・喫煙 禁煙

■駐車場 あり
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千恋し 千恋し