「清水焼の郷まつり」は年一回行われる大陶器市。
多くの人が持つ「清水焼」の伝統的な器だけが並んでいるかと思いきや、どうぶつの絵付けやパステルカラーなど、和と洋を織り交ぜた若手陶芸家の意欲作にも心を惹かれます。
京都の陶器と言うと和食器のイメージが強いですが、洋食に合うものや、和モダンな食卓を演出してくれそうな食器がいっぱいです。
数が揃っていない、見えないほどの小さな傷という理由で、良質でリーズナブルな作品が多いのもこの陶器市の醍醐味。
自慢の掘り出し物が見つかりますよ。
出店は清水焼団地の窯元だけではありません。
滋賀、兵庫など近郊の窯元はもちろん、東は岐阜、西は九州まで様々な工房の力作が揃っています。
地域によって手触りや絵付け、色合いの微妙な違いが、初心者でも少しずつ分かってきます。
そうしていくつも見比べた中からお気に入りを探すのがたまらなく楽しいのです。
食器だけではなく、中にはこんなかわいらしいオブジェの出品も。
温かみのあるミニチュアは、お手頃価格のアクセサリーにもなっていて、ついつい手が伸びてしまいます。
陶器の展示販売だけでは「まつり」とは言えませんよね。
区画内にある公園では、お昼ごはんにぴったりのB級グルメも、小腹がすいたら我慢できずに手を出しちゃうお手軽グルメにおやつまで。
また、イベントステージでは迫力満点の和太鼓演奏なども連日催されています。
さらに、お子様連れにうれしい清水焼のろくろ体験(無料)や、オリジナルの焼き物が作れる楽焼コーナー(有料)も。
毎日、たくさんのちびっ子たちが夢中になっていますよ。
コンパクトな会場ながら、あちこち目移りしたり、立ち止まったりしているの一日があっという間に過ぎていく「清水焼の郷まつり」。
秋の味覚がさらにおいしくなる季節、お気に入りの食器を見つけに行きませんか?