2021年8月16日 更新

【京都夏の風物詩】五山送り火全部見えるポイントはどこだ?直前大検証!

京都を代表する夏の風物詩「五山送り火」。そして、毎年繰り返される永遠のテーマでもあるような疑問(笑)ウワサレベルから実体験までいろいろ集めてみました。

先祖の霊をお迎えしお送りする、夏の風物詩

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毎年8月16日の定刻、市内を取り囲む五山に火が灯される京都の夏の風物詩「五山送り火」。地元民にとってはご先祖さんを送る宗教行事の一つ。
最近はあまり聞かなくなりましたが、以前だと知らない人は「大文字焼き」と呼んだりすることも。いえいえ、山焼きの一種ではありません(笑)

五山の送り火の起源については、諸説あります。平安時代の初期に空海が始めたという説、室町時代中期に足利義政が息子の冥福を祈るために行ったなど。

以前は五山だけでなく、13山もあった送り火

現在は「大文字」「左大文字」「妙・法」「舟形」「鳥居形」の5つの山で執り行われていますが、明治時代以前は13山あったと言われています。送り火の風習は、朝廷や幕府が関わる行事ではなく、一般庶民によって始められそうです。

明治時代、政府の近代化政策によって祇園祭と送り火の禁止令が出され、その10年後に祇園祭と送り火は復活。第二次世界大戦後は資金難もあり、今の五山だけになってしまったという経緯。

もしかしたら、祇園祭りの前後祭り復活と同じく、近い将来13山復活!というのもあり得る話かも?と妄想してみたり(笑)
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こちらは百万遍あたり。大文字山が徐々に「大」を形成していく様子です。

五山全部見えるポイントは?

毎年繰り返されるこの疑問。逆に全部見えないとダメですか?とも思えたり(笑)

よく言われているのが、京都タワーや京都グランビアホテル、伊勢丹最上階など。でも、ちゃんと文字が認識できるほどでもないと思いますが。あと、同志社大学寒梅館のセカンドハウスや京大病院など。でも、鳥居形は難関だと思いますが(笑)
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以前、カナート洛北で見れるかも!とウワサを聞いて行った時の様子。残念ながら大文字山が全く見えませんでした。送り火の時は(汗)後日昼間に行くと、けっこうデカ目に見えてました。屋上も全面開放じゃなく、送り火の時は観覧できる場所が限られていたのかもしれません。
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左大文字もかろうじて「大」かな?くらいの形状。他はわりと見えました。鳥居は未確認。

とはいえ、冒頭でも言いましたが送り火は厳粛な宗教儀式。ご先祖さまにつつがなく毎日を送れていることに感謝し、鎮魂の気持ちでお祈りを捧げ、送り出す気持ちあってこその行事。そして、今年もそんな気持ちで臨みたいと思います。

あ、ひとつ忘れてました。地元ローカルテレビKBS京都の中継なら五山制覇できますよ(笑)

ヨ~イヤサ~♪

五山送り火 基本情報

実施日時:8月16日午後8時~5分間隔で「大文字」「妙・法」「舟形」「左大文字」「鳥居      形」の順に点灯。
関連サイト:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/enkaku.html
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